【中央時評】「核兵器は犯罪だ」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 15:06
1945年8月6日午前8時15分。閃光と轟音、そして空にわき上がるきのこ雲で日本の広島はまさに阿鼻叫喚の生き地獄に変わった。米軍が投下した、たった1発の原子爆弾の威力は想像を超越した。投下当日に5万人以上の被爆者が亡くなりその年の末までに死亡者数は14万人に達した。4万人を超える朝鮮人も犠牲になったと言われている。
8月6日、原爆投下70年を迎えて「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が広島で行われた。被爆犠牲者の家族らと日本人の相当数は原爆投下について「今でも許せない」という反応を見せている。加害者である米国もこの悲劇的現場の記憶から自由ではないように見える。より大きな犠牲を防いで戦争を早期に終息するために原子爆弾を投下したと正当化するが、核爆弾がもたらした惨状には謙虚になるほかはない。勝者なき戦争の姿だ。