【コラム】韓国、軍需産業の輸出をあきらめるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.06 14:34
自動車部品と銃器類を製作するS&Tモーティブは、軍需産業の難しさを実感している。K11複合型小銃を組み立てる会社として、核心部品である射撃統制装置の納期遅延で損失が膨らんでいるからだ。
S&Tモーティブは2010年5月、694億ウォン(約75億円)で4178丁のK11を2014年11月末までに供給することで防衛事業庁と契約した。同年6月にK11が初めて実践配備されたが、弾薬爆発事故と射撃統制装置の亀裂で生産が2回中断した。国防科学研究所(ADD)が開発した先端武器の欠陥が量産過程で確認され、部品供給会社の問題や不正などが重なったからだ。これまで納品した銃器は914丁。納期に遅れて防衛事業庁に支払うべき遅滞賠償金は先月末現在524億ウォンにのぼる。射撃統制装置が補完され、量産再開の承認が出るまで毎日7980万ウォンずつ増える。