人民元、IMFの主要通貨編入先送りされる見込み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.06 08:42
中国人民元の本格的な国際化にはもう少し時間がかかる見通しだ。国際通貨基金(IMF)が人民元の特別引き出し権(SDR)通貨バスケット編入決定を来年9月以後に延期する可能性を示唆したためだ。IMFは4日(現地時間)、「今年末で終わるSDR編成を9カ月延長する内容の報告書を最近非公式に検討した」と明らかにした。
SDRは会員国がIMFから資金を引き出す際に使う一種の基準通貨だ。一般的にSDRに編入されれば基軸通貨と認定される。IMFは5年ごとにSDR編成基準を検討する。2010年に変更された編成基準によるとSDR通貨バスケットは米ドルが45%、ユーロが36%、英ポンドが10%、日本円が9%で構成されている。