離散家族の対面、金剛山観光の再開とのビッグディールあるか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.28 17:18
今か今かと思っているうちに7年が流れた。堅く閉じられた金剛山(クムガンサン)観光への道の話だ。ある女性観光客が北朝鮮の警備兵に襲撃され死亡したというニュースが伝えられた2008年7月11日。翌日、全面中断された金剛山観光は凍りついた南北関係の象徴となった。風景の良い山の稜線は相変わらずだが、そこに韓国企業が投資した施設はどうなったのか気になった。
先日、実態調査を行ってきた韓国側の関係者たちから入手した現場映像は、みじめな状況だ。チャンジョン港に停泊した船上ホテルや人気を呼んだ海金剛(ヘグムガン)ホテルはさびついて所々が崩れ落ち、廃虚のようになっていた。家族単位で楽しめたペンションは外壁が落ち、コンテナ型の宿舎は屋根が落ちていた。「ナイスショット」の声が聞こえていたゴルフ場は、雑草が茂ったまま放置されていた。