習近平、安倍訪中の条件に「靖国参拝の中止」要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.24 10:06
中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相が9月に3回目の首脳会談を行う案が集中的に摸索されている。両国は中国の東シナ海ガス田建設問題などをめぐって摩擦音を出しているが、東京の外交界は、北京での首脳会談開催の可能性が高いとみている雰囲気だ。昨年11月に両首脳間の初めての会談を成功させた日本の谷内正太郎国家安保局長が16・17日に訪中して楊潔チ国務委員と5時間半にわたり会談しながら事実上、会談調整を終えたという話も出ている。
毎日新聞は23日、楊国務委員が谷内局長との会談で首脳会談に関連し、安倍首相の靖国神社参拝中止など3つの条件を提示したと報道した。これによれば中国は、第一に日中関係の礎になっている4つの政治文書の順守を要求した。4つの文書は1972年の国交正常化当時の日中共同声明、78年の日中平和友好条約、村山首相談話の順守を明記した98年の日中共同宣言、戦略的互恵関係を約束した2008年の日中共同声明だ。中国は2番目の条件として村山談話の精神継承を掲げた。この部分は来月、安倍首相の戦後70年談話を狙ったものと分析される。中国が「侵略」「反省」「謝罪」の具体的表現の代わりに村山談話の精神継承を言及したことは70年談話の内容に緩やかになる可能性があるとの立場を示唆するものだ。3番目の条件は靖国神社参拝の中止だ。