「3日以内に利益作れ」…東芝1兆4000億ウォンの粉飾会計
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 09:19
「残り3日以内に120億円(約1110億ウォン)の営業利益を作れ」。2012年9月27日、日本を代表するグローバル大手企業の東芝のPC部門会議。当時社長だった佐々木則夫・現副会長が中間決算を3日後に控えて粉飾会計を指示した。「報告は翌日までにせよ」という指示と一緒だった。実現不可能なことだが、誰も断ることはできなかった。営業利益を膨らませるための会計操作は一瀉千里で進行された。
5月に東芝の不正会計が明るみになって以来、会社が設置した第3者委員会(委員長:上田広一・元東京高検検事長)が21日に公開した不正会計の一断面だ。東芝はこうしたやり方で2008年4月~昨年12月の営業利益を1518億円(約1兆4090億ウォン)水増ししたことが明らかになった。東芝自らの集計額44億円まで合わせた不正会計額(1562億円)は、税引き前の営業利益(5600億円)の3分の1ほどになった。