2年前はブラックアウトを心配したが…不況で電力30%余る=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.21 08:34
20日午後4時、政府世宗庁舎の産業通商資源部5階にある電力産業課。事務室の壁の「一日電力需給現況」電光掲示板は供給予備率24.35%を示した。全国発電所で生産可能な電力を100とすると、24は使われていないという意味だ。「余る電気をどうするのか」。産業部の悩みだ。電力取引所の集計によると、先週の電力予備率(供給予備率基準)は平均29.2%だった。電力消費が少ない週末の統計は除いて出した数値だ。16日と17日の電力予備率は30%を上回った。
政府は今月2日から来月28日までを「夏季電力需給対策期間」とした。暑さのためエアコンなど電力消費が多い製品の使用が集中する時期だ。ところが電力の需要は減り、供給過剰現象が生じた。一日の最大値を基準に今月1-19日の平均電力使用量は6583万キロワットと、前年同期の6782万キロワットに比べ2.9%減少した。一方、電力供給能力は前年比5.0%増の8830万キロワットだ。最も暑い時期に予備率が20-30%を行き来する理由だ。