【コラム】若者世代は未来に何で生きていくのか?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.20 16:04
就職を準備する学生の落ちた肩を見ると気の毒だ。職場で夢に向かって進んでいくべき2030世代だが、就職できず、未来に対する不安と心配で夜も眠れない状況だ。こうした子どもを見守る母の心情はどういうものだろうか。大変な高3生活を支え、大学に入れてしまえば苦労は終わると考えていたが、「延長戦」が待っていたのだからやりきれない気持ちだろう。父親は定年退職をしたり、その直前だ。結婚もさせなければいけない。韓国で親の役目を果たすことは非常に大変なことだ。
数日前、高麗大で今年8月に博士学位を取得する30代初めの後輩が訪ねてきた。博士学位を受けても就職するのが難しい現実を訴えるためだった。彼は「世の中の事情をよく知らない妻が博士学位取得に大喜びしているが、この心情をどう話せばよいのか分からない」と語った。2015年の韓国の青春の自画像だ。