中国人観光客、海外の不動産投資にも影響=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.30 16:35
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米国ニューヨークのマンハッタンの「ザ・ニューヨークパレスホテル」…8930億ウォン、ホテルロッテが2015年5月末に買収
急増する中国人観光客がどこに向かうかによって不動産の投資戦略が決定されている。国内ホテルや流通業関連の企業が、中国人観光客を「フォロウ(follow)」と呼びながら海外の不動産投資に乗り出すトレンドがあらわれ始めた。特に中国人観光客が好む先進国の大都市のダウンタウンに位置するホテルや旧都心の再開発による新設大型ショッピングモールなどが主な投資先だ。単純に国内に投資を増やして「いらっしゃいませ」と迎えていた形から脱却し、グローバル市場でポートフォリオを備えようとする戦略が明確になっている。
韓国の地場ホテル「インペリアルパレスホテル」が早目に日本に進出したのもこうした理由からだ。このホテルは2007年に日本の福岡に飛んでビジネスホテル「IPシティホテル福岡」を買収した。2011年の東日本大震災で収益が下がったが2012年から昨年まで客室売り上げが31.2%増加し、今年に入って客室単価も高まっている。昨年の客室平均稼動率は90%に近接した。福岡の成功に力づけられたインペリアルパレスホテルは4月末、大阪にある「ハートンホテル」を500億ウォンで買収した。来年9月に既存のホテル運営企業との契約が終われば「IPシティホテル大阪」に名前を変えて本格的に新装オープンさせる計画だ。