【社説】3.8%→3.1%、政府の成長率予測はなぜこうなのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 15:28
企画財政部が今年下半期の経済政策方向を発表し、経済成長率予測値を当初の3.8%から3.1%に大幅に下方修正した。一度に0.7ポイントも引き下げたのだ。MERS事態の余波で内需が冷え込んだうえ、輸出不振が続いているという理由だ。消費者物価上昇率は0.7%と、1966年以来49年ぶりの最低値という。補正予算を含む財政補強対策(最大46兆ウォン+アルファ)が編成されなければ成長率が2%台に落ちるというのが、企画財政部の説明だ。
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相が昨年9月に提示した今年の成長率目標値は4.0%だった。いくら予測値とはいえ、短期間にあまりにも大きく落ちた。政府の予測値がこのように急転直下すれば、企業・家計など各経済主体は大きな混乱に陥るしかない。当然、対外信頼度にも影響を及ぼす。