過去の問題に言及せず…韓日首脳が関係改善の意志
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.23 09:04
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朴大統領(真ん中)が22日午後、ソウルウェスティン朝鮮ホテルで開かれた「韓日国交正常化50周年記念レセプション」に出席し、拍手している。(写真=青瓦台写真記者団)
韓日国交正常化50周年を迎えた22日、両国首脳の祝辞には過去の問題に対する直接的な言及はなかった。朴槿恵(パク・クネ)大統領は在韓日本大使館がソウルウェスティン朝鮮ホテルで主催した記念式に出席し、歴史問題に関し「過去の歴史という重荷を和解と共生の気持ちで下ろせるようにしていくことが重要だ」と述べるにとどめた。「20世紀前半の不幸だった関係を克服して」「両国の間に糸の絡みのような懸案がある」などの表現で両国間の歴史葛藤をう回的に表現した。「加害者と被害者という歴史的な立場は1000年の歴史が流れても変わらない」と述べた2013年の三一節(独立運動記念日)演説とは対照的だ。関係改善の最初のボタンを掛けようという意志が反映された結果だ。
安倍晋三首相は祝辞で過去の問題に一切言及しなかった。前向きな歴史認識を表明することもなかったが、本質を避けたり歪曲したりする発言もなかった。その代わり人的交流および貿易量の急増、2002年ワールドカップ(W杯)共同開催、韓流や日流など過去50年間の前向きな成果を強調した。