<MERS>化粧品・旅行・デパート関連株…時価総額6兆ウォン減=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.19 09:38
アモーレパシフィックは昨年と今年初め、国内株式市場で「シンデレラ」だった。韓流の影響で国内の化粧品を求める中国人観光客が大きく増え、同社の実績は好調を維持し、株価も上がった。昨年末は時価総額が12兆9700億ウォン(約1兆4500億円)と上位16位だったが、今年に入って疾走した。ポスコに続いてサムスン生命、現代モービスを順に追い抜き、先月19日には25兆ウォンを突破して時価総額5位となった。このため徐慶培(ソ・ギョンベ)アモーレパシフィックグループ会長も株式資産が10兆ウォンを超える「富豪」となった。
しかし中東呼吸器症候群(MERS)患者が初めて発生した先月20日以降、同社の株価は8.8%も下落した。時価総額も23兆ウォン台に減少した。サムスン証券のパク・ウンギョン研究員は「MERS拡散が5週間続き、国内の消費と外国人観光の委縮が現実化している」とし「前年比30%増と予想されていた中国人入国者数が2%増にとどまると推定され、アモーレパシフィックとLG生活健康の純利益予測値をそれぞれ10%に下方修正するべきだろう」と述べた。