【社説】MERS隔離者6500人…周到に見守らねば=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.18 13:26
中東呼吸器症候群(MERS)による隔離者が17日に922人追加されて6500人を超えた。隔離者は公益のため個人の自由を一定期間保留しなければならない。そのためMERSの被害者であると同時に事態解決のための献身者でもある。彼らの協力は疫病の社会的被害を減らすのに絶対必要だ。隔離者が他人と接触せずに不便なく隔離生活を終えることができてこそMERS拡散を防げる。政府が水も漏らさぬ隔離者支援と管理をしなければならない理由だ。
事実6500人に上る隔離者を行政的に管理するのは並大抵のことではない。だが、隔離者がしっかりと隔離生活をしているかを担当公務員が1日数回確認するだけでは足りない。隔離期間中に彼らの不便を最小化できるよう共同体が見守るのが核心だ。韓国政府は17日、MERS隔離者家族に対するサポートサービス支援対策を発表した。だが、この対策だけで隔離者の自発的な協力を引き出すのに十分なのかは疑問だ。MERS遮断には予防とともに隔離が最優先だ。隔離者が国からしっかり保護されていると感じられるよう全方向の支援案を講じなければならないのもこのためだ。