3次感染2人、病院6人部屋使用…防疫網抜け出たMERS=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.03 09:32
中東呼吸器症候群(MERS)の3次感染者発生により大規模感染の懸念が大きくなった。3次感染というのは最初の患者に感染した2次患者からさらに別の人が伝染することをいう。中央MERS管理対策本部は「今月1日、追加でMERS確診判定を受けた6人のうち23人目の患者(73)・24人目の患者(78)は、16人目の確定患者(2次感染者、40)と接触して感染したことが確認された」と明らかにした。彼らはそれまで確認された感染者とは違い、最初の患者との接触が全くなかった。最初の患者から2段階以上を経てウイルスが感染した3次感染者である。
彼らにウイルスをうつした2次感染者は先月31日に確診判定を受けた16人目の患者(40歳、男性)だ。この男性はほかの呼吸器疾患で先月15~17日に最初の患者がいた京畿道(キョンギド)B病院の同じ病棟に入院した。当局は、この男性がこの時にMERSに感染したとみている。彼はその後退院して大田(テジョン)の自宅にいたが先月20日頃に高熱症状が現れた。この男性は症状がひどくなり先月22~28日に大田のD病院に入院して症状が悪化、28~30日により大規模な大田E大学病院に入院した。