「積極的防御」…中国、66年ぶりに国防戦略を修正(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.27 08:41
中国が軍の戦略概念を一般防御から積極的防御に修正した。防御のために制限的な先制攻撃もできるということだ。このため核と宇宙戦力の強化はもちろん、大洋海軍の建設意志も明確にした。全世界で軍事戦略を展開する米国との衝突の可能性がそれだけ高まることになった。
中国国防部は26日、「中国の軍事戦略」と題した2015年の国防白書を公開した。今回の白書は、中国の南シナ海人工島建設に関連し、米中間の軍事葛藤が深まる状況で出てきた。ハリス米太平洋艦隊司令官は先月31日、「中国が領有権紛争地域の南シナ海に『砂の長城』を築き、周辺国に懸念を抱かせている」と警告した。これに対し中国国防省の楊宇軍報道官は26日、「関連海域の緊張は、関係国(米国)が中国の海域で低空飛行偵察を増やしたのも理由だ。お互い相手の核心利益を尊重しなければいけない」と指摘した。