双竜自動車の復活…「ティボリ」の人気に販売実績が増加=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.20 13:34
工場に入るとすぐに「ティボリ成功のための私たちの決議」というスローガンが掲げられた掲示板が目に入った。スローガンの下には工場の従業員がぎっしりと署名しているところに切実な期待がにじみ出ていた。会う従業員ごとに「いまのようなら働きがいがある」と口をそろえた。溶接ロボットが車体を溶接するのに音を出して飛び散る火花や、従業員が電動ドライバーでねじを締める音があふれる工場が「双竜自動車の復活」を告げるようだった。
19日午前11時に訪問した双竜自動車平沢(ピョンテク)工場では小型スポーツ多目的車(SUV)「ティボリ」の生産の真っ最中だった。「ティボリ」「コランドC」を作る組み立て第1ラインの従業員はあふれる需要を満たすために昼夜2交代で勤める。水曜日を除く平日3時間の残業に週末特別勤務までこなし「嬉しい悲鳴」だ。時間当たり生産量は19台。3分に1台だ。チェ・ヘジン車体1チーム課長は、「残業を嫌った従業員も、『私たちが残業をたくさんしてこそ他のラインの同僚の力になる』と鼓舞された雰囲気だ」と話す。パク・チャンホ生産革新担当常務は「ティボリは2009年に苦難を経験した双竜自動車に顧客がもう一度与えてくれた機会だ。この機会を逃したくない」と話した。