<北朝鮮恐怖統治>人民武力部長は8カ月の「短命」…ハエの命の北軍部
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.14 11:31
8カ月。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が就任して以降、人民武力部長(韓国の国防部長官に該当)の平均在任期間だ。金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した直後の2011年12月30日に最高司令官となった金正恩は、先月30日の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長処刑まで含めて40カ月間に5人の人民武力部長を代えた。国防部当局者は「陸・海・空軍があり、作戦や行政など複雑な構造になっていて、生涯軍服務をした人でも業務を把握するのに6カ月ほどかかる」とし「平均8カ月ぶりに交代したというのは、仕事ができ始める頃に代わるということだ」と話した。
人民武力部は韓国の国防部に該当する北朝鮮の軍行政部処であり、金日成(キム・イルソン)主席時代には総参謀部(韓国の合同参謀本部に該当)を傘下に置いて強大な権限を持っていた。その後、金正日が執権し、人民武力部から総参謀部を引き離し、以前に比べると位置づけがやや弱まった。しかし北朝鮮軍を象徴する存在であるだけに、部長は最高指導者の側近が主に務めてきた。国家情報院が処刑されたと公開した玄永哲も金正恩に影のように随行してきた権力者の一人だった。