ディーゼル潜水艦・無人機…粗雑でも通用する北の非対称戦力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.12 11:11
北朝鮮の“半分非対称脅威”が成果を上げている。最新型潜水艦も保有しない北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)で北東アジアと米国を脅かし、SLBM危機が高まっている。核弾頭を装着した弾道ミサイルが隠密性を持つ潜水艦に搭載されれば、適切な対応体系がない非対称戦略武器となる。北朝鮮は今回、最新型潜水艦も持たずにSLBMの水中射出実験をした。にもかかわらずその結果は脅威を与えていると、当局と専門家は一斉に指摘している。
北朝鮮のSLBM開発を追跡してきたジョエル・ウィット・ジョンズ・ホプキンス大国際関係大学院客員研究員は10日(現地時間)、「北朝鮮がSLBMを搭載する潜水艦を保有したかどうかは疑問」とし「保有しているとしても(今回射出実験に使用した)1隻ほどだろう」と明らかにした。ウィット研究員は「現在、北朝鮮が保有する潜水艦はほとんど老朽化したディーゼル潜水艦であり、原子力潜水艦は当然ない」とし「こうした潜水艦で太平洋を渡って米国に接近してミサイルを発射するまで、米国の防御体系にかからないとは考えにくい」と述べた。また「現在のところ米国にとって脅威とはみられない」と分析した。