【中央時評】韓国、国家支配構造の改編を成し遂げるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.04 14:22
光復(解放)70年-大韓民国は劇的な成功と未来の失敗をもたらす毒素をともに抱えることになった。第2次世界大戦後に独立した植民地国家のうち韓国ほど成功の歴史を築いてきた国はない。戦後、唯一、援助を受ける国から与える国になり、十分に革命といえるほどの圧縮的近代化を成し遂げた。世界史で類例を探しにくいこの超高速産業化と所得増大、国力上昇、続く民主化と韓流の爆発-今そして後世の韓国人が誇る部分だ。
しかしその成功の影は暗くて長い。子どもを産んで育てるのをためらう国、他人を信頼できない国、幸せでない国、物質万能主義の国…。否認したいが、今日の大韓民国の姿だ。出産率、社会的信頼、政府と政治に対する信頼度は、我々が比較できる国々のうち最低レベルにあり、自殺率・堕胎率・偽証罪・誣告罪・詐欺犯罪率は最高レベルとなっている。所得格差が経済協力開発機構(OECD)のうち最も急速に増え、世界13位の経済力を誇りながらも、高齢者の貧困率が最も高い国-それが今日の韓国の自画像だ。もう国民は尋ね始める。誰のための、何のための成功だったのか。