安倍首相「アジア諸国民に苦しみ与え」…ひと言で過去の歴史に蓋をした(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.30 08:57
日本の安倍晋三首相が29日(現地時間)、米国議会の上下院合同演説で日米の過去の歴史の清算を通した日本の「普通の国」化を図った。「米国と日本の同盟を強化するべきであり、これが私たちの義務」と強調しながらだ。米議員は起立拍手で呼応をした。
安倍首相がこの日に立った米下院本会議場の演壇は、1941年12月8日に真珠湾攻撃が勃発した翌日にフランクリン・ルーズベルト大統領が日本に対して宣戦布告をした場だ。まさにここで安倍首相は、かつての敵だった両国の和解を「歴史の奇跡」と呼んだ後、「日米同盟を希望の同盟と呼ぼう」と主張した。太平洋戦争の敗戦国だった日本の首相が初めて合同演説に立ったのは、真珠湾攻撃の過去の歴史を完全に解消する象徴をこえて米国の最側近の友邦として位置づけようとする“新”日米同盟時代の出発点だ。