黒字を出しても笑えない韓国石油4社(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.28 11:48
エスオイルは27日、今年1-3月期の実績について売上高4兆3788億ウォン(約4900億円)、営業利益2381億ウォンと発表した。売上高は前年比で42%減少した半面、営業利益は407%増加した。原油安のため最悪の実績となった昨年10-12月期(営業損失2440億ウォン)とは比較にならないほどの「好成績」だ。しかし市場の反応は冷たい。この日のエスオイルの終値は7万4500ウォンと、前日比で2000ウォン下落した。証券業界では「現在の株価にすでに実績改善に対する予想値が反映されていて、利益確定売りが出た」とみている。昨年、過去最悪の実績を出した石油業界が、今年1-3月期には一斉に黒字転換する見込みだ。
昨年10-12月期に4630億ウォンの赤字(営業利益基準)を出したSKイノベーションは2266億ウォン(推定値)の黒字が予想される。GSカルテックスも10-12月期の4523億ウォンの赤字から、今年1-3月期には2005億ウォンの黒字転換が期待される。昨年10-12月期に主要石油企業のうち唯一135億ウォンの営業利益を出した現代オイルバンクの利益規模も拡大する見込みだ。