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【コラム】サムスンにはないもの、スパイダーマン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 10:49
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勤務時間だけ見ればサムスン電子は本当に苛酷な企業だ。週7日、1週間当たり100時間以上の勤務は日常茶飯事で、次長や部長のような中間管理職クラスは旧正月と秋夕(チュソク)の名節連休中に会議に呼ばれることも頻繁だ。サムスン電子の成功要因は数えられないほど多いが、もう一方では創意性と自律性を重視するいまの時代にこのように社員を絞り尽くす組織文化でどのように世界超一流企業になったのかいつもミステリーだった。

そうするうちに李完九(イ・ワング)首相の落馬につながった今回の成完種(ソン・ワンジョン)問題を見守りながら、サムスンにないものがサムスンを支える確実な競争力ということを悟った。政界には蔓延するがサムスン内部にはないもの、それがスパイダーマンだ。

 
李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン会長は1997年にエッセー集で、「実力よりは血縁・学縁・地縁を重視し、こうしたつながりで問題を解決しようとするスパイダーマン(クモの巣人間)がいるが、こうしたタイプは派閥を作って人の和を害する恐れがあるので警戒せよ」とした。

李会長は単純な警告だけにとどまらなかった。実際にサムスン内部ですべての派閥を禁止した。ありふれている大学同窓会がサムスンにひとつもない理由だ。あるサムスンマンは、「同じ会社で働く同窓同士で食事を1回するのがそれほどの大ごとかと1度推進したことがあるが、せいぜい代理や課長数人なのに会社の目を避けて集まろうとすればまるで007作戦をするようであまりにしんどくそのまま断念した」と話す。

何か悪い意図で集まろうというものではなく、そのうえ職級も特に高くない社員数人が集まることまで会社が強圧的に妨げるのはあまりに行き過ぎなのではないかとの意見もあるだろう。しかしその結果サムスンの中には「私が与えただけあなたも返しなさい」という成完種式の義理と信頼は最初から足を踏み入れられなかった。コネクションが作動するルートを遮るのでどの大学を卒業したのか、どの地域の出身かを確認することにエネルギーを浪費する必要がなく、だれもが実績と成果を考えることになり、それがサムスンの競争力につながったわけだ。

成元会長の自殺直後、小学校4年までしか終えていないみすぼらしい学歴に同情し、だれかが「力を貸してくれる高校の同窓生でもいたならこのように空しく死んでいっただろうか」と話したのをある記事で読んだ。いくら亡者に対し悪い言葉を慎むのが礼儀としてもこれは正しくない。彼の悲劇は貧弱な学縁からきたのでなく、コネクションを作ろうとして不正な金で張りめぐらしたクモの巣に自分でからまってしまったところにあるためだ。

サムスン式の派閥打破を導入しようと主張すれば政治家らは政治と経営は違うと言うだろう。金品授受と請託を義理で包装しながら20年を過ごす間に李健熙会長が95年に2流と言っていた企業(サムスン)は1流に上り詰め、4流政治は底知らずに墜落している。政治家信頼度でウガンダより低い97位(WEF国家競争力評価)にとどまるほどだ。

アン・ヘリ中央SUNDAY企画エディター



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