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【社説】検察は「成完鍾白書」を作る覚悟で捜査せよ=韓国

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.19 13:18
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「成完鍾リスト」の捜査に国民の視線が集中している。国民は徹底した真相究明と厳正な処罰を望んでいる。検察は政務的考慮を排除し捜査に力を尽くさなければならない。

ところで波紋の中心に立った政界は今回の事態を戦略の観点から見ているようだ。4月29日の再補選に続き来年の総選挙と後年の大統領選挙に及ぼす影響を計ったり、今後の朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率推移にどのように作用するのかを計算したり、検察捜査に先制的に反発するなどはそうした脈絡だ。

 
政治不信の底を確認したという点で政界は先に責任を痛感し自省する姿勢から見せなければならなかった。少し前まで不正腐敗を一掃するとして「金英蘭法」を通過させたのがまさに清廉を叫んだ国会議員ではないのか。また、公務員の不正腐敗をネズミのように捕まえると言っていたのが「成完鍾リスト」で捜査線上に上がった李完九首相ではないのか。政治家らの粉飾された外見が粉々になり国民は彼らの鳥肌が立つような素顔に直面している。国民はいまや政治家が何と言っても信じられない心情だ。政治的不信と冷笑が社会全般に広がっている。

今回の事態を成完鍾という極端な人物が引き起こした一過性腐敗スキャンダルと考えるなら誤算だ。選挙に金を使うほかない現実、高費用構造が定着した韓国の政治の枠組みから始まった根本的な問題とみるべきだ。お金とは交換手段だ。「代価性のないお金」というのは「熱い氷」のようにありえない矛盾した言葉だ。事業便宜を図ったり、公認や公職を提供するなどあらゆる形態の反対給付が直間接的に連結されるものだ。

それなのにやりとりする2人の当事者のうちだれも罪の意識を感じられないようだ。選挙費用や政治資金で使ったので蓄財や横領ではないと考えるのだろうか。このように倫理意識が鈍ったために札束を平然と与え受け取る行為が政界ではまるで長く着た服のようにおなじみの慣行になった。したがって今回の事件を厳しく治めるとしても政界の意識と慣行の根本的変化を期待するのは難しく見える。選挙の時ごとに類似事例がいつでも再発する可能性がある。

これを考慮して検察は「成完鍾白書」を作るという覚悟で初動段階から透明で厳正な捜査をするよう望む。消滅時効と関係なく隠された真相をひとつひとつ記録して公開し、再び悪習が繰り返されないようにしなければならない。

政界は現在議論中の政治改革の幅を拡大して強度を高めなければならない。この機会に旧態に濡れた既成政治家たちに対する人的清算もして乗り越える必要がある。これを政界自らできなければ結局いつかは外部の圧力に押されてするほかはない。合わせて腐敗の潜在的需要者、すなわちお金の力を信じて政治をのぞき込む地域財力家に対する監視案も講じる時になった。腐敗政治家を選挙で間引きするという有権者の覚醒した意識はこうした改革の前提条件だ。

だれもが捜査の進展状況に耳を立てているのはどうすることもできないことだ。だが、本当に重要なのは今回の事件を契機に韓国の政治の古い殻を根本的に打ち壊すという意志と実践だ。乱れ飛ぶ泡沫にだけ視線が向けられては困る。だれかが誤った道を変えるのに乗り出さなければならない。「成完鍾リスト」が書かれたメモは政治改革に対する督促状で、旧習に対する費用請求書だ。(中央SUNDAY第423号)

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