メガトン級の破壊力持つ成完鍾氏の「備忘録」…捜査に弾み(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.14 14:13
成完鍾(ソン・ワンジョン)元京南企業会長が与野党の有力政治家と政府関係者に会った内容を記録した備忘録の存在が確認され、検察の捜査にも弾みがつくとみられる。成氏が残したメモ紙・インタビュー音声ファイルとともに備忘録が政・官界ロビー活動疑惑の真偽を決めるカギに浮上したからだ。京南企業不正資金捜査の過程で確保した現金引き出し内訳と成氏の時期別の行跡が分かる備忘録の内容を対照すれば、捜査が大きく進展する可能性がある。
備忘録には2004-2014年に会った与野党の政治家の名前と場所がぎっしりと書かれている。もちろん成氏が国会議員として活動したという点で会うこと自体に問題があると見ることはできない。ただ、捜査の状況によっては「成完鍾リスト」に登場する8人を越えて捜査対象が拡大するなど、メガトン級の衝撃を与える可能性がある。備忘録にセヌリ党(旧ハンナラ党)だけでなく新政治民主連合(旧民主党)、旧自由先進党など与野党の政治家が記載されていて、検察の捜査が政界全般に広がる可能性も排除できない。特別捜査チームの関係者は「成氏の備忘録と京南企業の秘密資金の引き出し時期などを確認すれば、成氏のロビー活動疑惑に関するパズルを合わせることができるだろう」と述べた。