【社説】深くなる経済悲観論、錯視の可能性も念頭に置くべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.10 14:25
韓国銀行が今年の成長率の展望値を3.4%から3.1%へと大幅に引き下げた。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は昨年4四半期のGDP増加率が0.3%で予想値(0.4%)よりも振るわず、税収が不足した状況も考慮したと説明した。韓銀だけでもない。辛星煥(シン・ソンファン)新任金融研究院長は先日、2%後半台まで下落する可能性があると展望した。民間研究所は展望値を一斉に引き下げる態勢だ。野村UBSなど外国系はすでに2.5~2.9%に下げた。
悲観的な経済展望は依然として強い。景気指標を見ても回復の兆しがないのは事実だ。2月の製造業生産は再びマイナス4.8%に後退した。内需不振の中に輸出額まで今年に入ってから3カ月連続マイナスだ。円安などで為替レートもやはり好調ではない。市場では1-3月期のGDP増加率が0.6~0.7%に終わってすでに3%台の成長が難しいだろうという話が出てくる。