<セウォル号>引き揚げめぐる「葛藤費用」考慮…朴大統領、多くの世論を受容
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.07 10:17
朴槿恵(パク・クネ)大統領が6日、旅客船セウォル号の船体引き揚げ方針に重心を置いた。朴大統領は首席秘書官会議で「セウォル号の引き揚げが技術的に可能だとの結論が出れば、不明者家族や専門家の意見、世論を収斂する」という前提で「船体の引き揚げを積極的に検討していく」と述べた。政府はこれまで船体の引き揚げに対して「技術的な検討を行った後、話し合い過程を経て最終決定していく」という立場を維持してきた。
このような状況で朴大統領が先制的に船体の引き揚げについて言及したことを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)内ですら「電撃的」「前向き」という反応だ。青瓦台のある関係者は「前提条件があるため結果を見るべきだが、条件がそろうなら引き揚げるべきだとの意向を表わしたもの」としながら「引き揚げに対して以前よりも積極的な意思を示したようだ」とした。