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【コラム】<韓国人はなぜ>背が高い女、低い男

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.16 10:14
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初めての合コンは悪夢だった。「女は遅く到着して男に心配をかけなければならない」という友人の助言を鵜呑みにしたのが問題だったと書きたいところだが、罪もない他人のせいではない。すべては背が高く生まれついてしまった自分のせいなのだ。

先に座って待っていた男性とお茶を楽しんだ後、「夕食を食べにいきますか?」と言って立ち上がるまでは世の中がバラ色だった。ところがなんとしたことか。立ち上がったものの、そこに見えるべきものが見えなかった。男性の口か鼻が見えてこそいわゆる「正常」なのに、私の目に映ったのは頭。

 
私の方が背が高かったためだ。雰囲気は文字通り「急速冷凍」。「ハンバーグステーキとチーズトンカツのうち、どちらが好きですか?」と言っていたこの男性、光速でいなくなった。

私がモデルばりに背が高かったわけではない。昨年の健康診断で170.3センチ(小数点以下も大切だ)を記録した。だが、正直になろう。男性があの時逃げ出さなかったとしても、チーズトンカツを食べながらその人との甘い未来を想像できただろうか。できなかったと思う。私も「男性の身長>女性の身長=正常」という等式に縛られていたから。検索窓に「背の高い女」とタイプすると「背の低い男」が関連検索語として出てくるご時世だ。インターネットの質問コーナーには「私より背の低い男の子に告白をしたいが、受けてくれるでしょうか」という悩みが幾つもある。

背の高い女は時には吊し上げの対象になる。「なぜヒールまで履いて人を圧倒しようとするのか」という言葉もたびたび聞く。その靴が美しくて履いただけなのに。今でこそ「じゃあフラットシューズ買ってくれる?」と冗談で応酬できるものの、最初は非常に戸惑った。社会生活を始めた英語新聞ニュースルームでは、私より背の低い外国人エディターも多かったが、8年以上こんな言葉には出会わなかったから。ある米国人エディターが、上気した表情で取材を指示したアイテムの中には「子供の背を10センチ伸ばす成長板整形」というものもあった。

日本にも「背の高い女」コンプレックスがあるようだ。題名から『ラブ★コン』という日本の漫画は、背の高い女と背の低い男の迂余曲折ロマンスを描いているし、21日にデビュー25周年を迎えるシンガーソングライターで俳優の福山雅治が「女性の立場で書いた」という『Milk Tea』の歌詞にも「背が高いとこ 嫌いじゃないかな」というフレーズが出てくる。

今は感じる。背が高く見えないかと心配してヒールを“履かない”のではなく、足が痛くて“履けない”年齢になってしまったからか。何が「正常」なのかに対する偏狭な固定観念こそ正常ではないのだと。本来、「小さい」と「大きい」は主観的な感覚だ。主観の曖昧な総量を客観の基準として平均として強要する? 背が低い男性より46億倍もっと魅力がない。

チョン・スジン政治国際部門記者

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