【社説】国民を混乱させるTHAAD公論化の食い違い=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.12 15:16
青瓦台(チョンワデ、大統領府)とセヌリ党院内指導部が、在韓米軍の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備問題の公論化をめぐり異なる姿を見せている。青瓦台は昨日、THAAD問題に関し、「米国の要請がなかったため、協議もなく、決定したこともない」と述べた。与党院内指導部が来週の党・政府・青瓦台政策調整協議会と今月末の政策議員総会でTHAAD問題を公論化すると予告したことに対し、一線を画したのだ。
THAAD問題の公論化は韓米同盟と韓中戦略的協力パートナーシップ関係の間で外交的な立場を悪化させる、という判断がある。この問題をめぐっては与党内でも微妙な温度差が感知されている。親朴系議員はTHAADに反対しないが公論化には否定的だ。劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表と元裕哲(ウォン・ユチョル)政策委議長は、在韓米軍のTHAAD配備を越えて韓国軍の導入必要性も主張している。