【時視各角】「本当に悪い国会議員」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 10:45
「国会議員・検事・公務員・記者の4人が一緒に食事をした。誰が食事代を出すだろうか」。かなり前に聞いたナンセンスなクイズだ。正解は「食堂の主人」だ。立法・司法・行政3府と言論界の人たちは、韓国社会では典型的に「ただ飯を食う人たち」として通じる。請託や取引の見返りではなくても、潜在的な請願人は人間関係を管理するレベルで接待する。
日本の経済倫理学者である竹内靖雄教授はこうした慣行を「お賽銭型贈与」と説明した。賽銭とは神仏に奉納する金銭であり、福を求める意味もあるが、厄払いをしたという心理的な安定を得る用途がさらに大きいという。しかし東洋圏では上の人にも賽銭をする慣行がある。憎まれず、ひょっとしてあるかもしれない報いを期待して。