【コラム】低物価の長期化がもたらす悪夢=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.27 10:12
全世界的に低物価に対する憂慮が大きくなっている。ユーロゾーンの消費者物価上昇率は昨年0.4%に終わり、今年はマイナスを記録するという展望が出てきている。ギリシャやスペインをはじめとするさまざまなユーロゾーン諸国はすでにデフレーションの局面に入っている。中国も今年1月に消費者物価上昇率が0.8%まで下落しながらデフレに対する憂慮が提起されており、日本は長期デフレ局面から脱却しようと無期限の量的緩和政策を施行している。
韓国もやはり低物価が持続しており、一部ではデフレに入る可能性があるという警告も出てきている。韓国の消費者物価上昇率は2013年と2014年の2年連続で1.3%を記録した。全国的に消費者物価統計を集計し始めた1965年以降、年間の物価上昇率が2%を下回ったのは国際通貨基金(IMF)外国為替危機直後の99年(0.8%)を除き2013年と2014年のたった2年だけだった。