【社説】膨らむ歳出予算とでたらめな税収推計がもたらした税収欠損=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.12 10:06
国の財政が底をつきつつある。企画財政部が発表した2014年歳入歳出実績によると、昨年徴収した国税収入は205兆500億ウォン(約22兆3036億円)で、当初予算としていた税収見通しを10兆9000億ウォン下回り、税収欠損額が過去最大を記録した。こうした税収欠損は2012年から3年にわたり続いている。
税金が当初予算を下回った最大の原因は、経済状況がそれだけ厳しくなったためだ。世界的な景気低迷と内需不振がかみ合わさり企業の業績が大きく悪化し、家計も消費を減らしたためだ。そのため法人税税収が予算より3兆3000億ウォン減り、付加価値税収入も1兆4000億ウォン減少した。ウォン高と原油価格下落で関税収入も予算より1兆9000億ウォン少なく、証券市場不振と利率下落で証券取引税と利子所得税もそれぞれ9000億ウォンと1兆ウォン予算を下回った。一言で言えば政府が徴収できると計画した税金が11兆ウォン近く入ってこなかったのだ。