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【社説】ヨルダン国王の「戦闘服メッセージ」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.02.08 13:11
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ヨルダンのアブドラ国王の戦闘服姿の写真が世界の注目を集めた。過激派武装勢力「イスラム国」が自国の空軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉を生きたまま焼き殺したことに対する報復空爆に先立ちヨルダン政府が公開した写真だ。ヨルダンはその後戦闘機30機を動員し、シリア国内のイスラム国の基地を爆撃する「殉教者モアズ作戦」を遂行した。

アブドラ国王が直接空襲に出たものではないが、戦闘服姿で軍を陣頭指揮する姿はヨルダン国民だけでなく世界の人々に深い印象を与えるのに十分だった。彼が「苦しい時に対抗して戦う力を見せよう」と国民に呼びかけたおかげでヨルダン国民は大きな衝撃の中でも自分のせいか相手のせいかを問い詰め分裂する姿は見られなかった。セウォル号惨事をはじめとして国家的難題が起きるたびに国論が四分五裂するのが常だった韓国とは対照的だ。

 
君主国ヨルダンで王は軍統帥権者だ。アブドラ国王は英サンドハースト王立陸軍士官学校を出た空軍パイロット出身だ。戦闘服を着ることがあえて話題になる理由はない。それでも世界的な注目を浴びたのは危機の時に国の指導者の役割とリーダーシップに対し決定的なメッセージを投げかけたためだ。

指導者の真の姿は危機の時に表われるものだ。危機の中で国民を統合させることも、逆に分裂させることもできる。彼は戦闘服姿ひとつで、テロリストに無気力にやられはしないという意志をはっきりと見せ衝撃を受けた国民の心をまとめた。

リーダーシップは服装と表情の問題ではない。着ていなかった戦闘服を突然着たからとリーダーシップが生まれるだろうか。普段から疎通する姿勢をしっかりと見せてきたために戦闘服に込められたメッセージが国民にしっかり伝わったのだ。それがリーダーシップだ。「不通」という批判を意識して少しの間在来市場を訪れる式の幼稚なショーとは根本的に違う。アブドラ国王に関する記事に続々と付けられたインターネットのコメントも、ほとんどが韓国にはどうしてそうしたリーダーシップがないかとの内容だ。

もちろん国王の戦闘服姿は政治的ジェスチャーという指摘もある。ヨルダン政府が昨年末にモアズ・カサスベ中尉の身柄拘束の事実を知っても救出に力を入れなかったという批判世論を意識したということだ。だが、危機状況での強力なリーダーシップの演出は批判を受けるものではない。

君主制国家であるヨルダンは韓国がロールモデルとするほどの政治先進国ではない。また、国王と民主国家の政治指導者を単純比較することもできない。しかしリーダーシップの本質は同じだ。国民は厳しい時ほど強力なリーダーシップを渇望する。無気力な指導者には失望する。強力なリーダーシップは鉄拳統治とは違う。難局を切り開いて行くという決然とした意志、国民をひとつに集める統合的疎通、明確な信念に基づいた迅速な決断力、そして自らすべての責任を負うという究極的な当事者意識が強力なリーダーシップの構成要素だ。そうした面から戦闘服を着て断固としたヨルダン国王の姿はどんな政治家の言葉遊びより効果的なメッセージを与えた。韓国の政治指導者が注視しなければならない部分だ。(中央SUNDAY第413号)

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