サッカー韓国代表のシュティーリケ監督が韓国国内の指導者に向けて苦言を呈した。

シュティーリケ監督はアジアカップの決勝後、「韓国の学校サッカーシステムは勝つ方法ばかり教える。どのようにサッカーをするべきかを先に教えなければいけない」と述べた。

具体的に指摘したい点を尋ねると、シュティーリケ監督は「楽しむサッカーをしなければいけないという意味。アジアカップでは選手の心理的な負担が大きく、技術的に冷静さを欠く部分があった。ユースサッカー指導者のうち監督の役割に忠実な人は結果ばかり重視する。一方、教育者の資質を持つ指導者は結果を得るためにどんな方向に進むべきか教える」と話した。

シュティーリケ監督は「私がアジアカップで準優勝をしたからといって他の監督より優れているわけではない。私は韓国サッカーのために仕事をする間は最善を尽くし、人々のマインドの変化を引き出したい」と話した。また「国内の指導者が海外で多くの経験をすることを望む」と伝えた。

シュティーリケ監督は「アジア諸国はお互い対抗しているが、サッカーでリードしているのは欧州。もっと遠くを見なければいけない。それでもドイツやスペインのサッカーをそのまま韓国に移植すべきだということではない。各国の文化や力が違うため、同じようには模倣できないが、世界のサッカーに注目する必要がある」と強調した。