주요 기사 바로가기

FTA発効後もワイン価格が下がらない理由=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.28 11:24
0
14日夕方、ソウル・駅三洞(ヨクサムドン)のある飲食店。パク・ギョンチョルさん(42、仮名)は久しぶりに集まった友人たちと気分を盛り上げるのも兼ねてワインを1本注文した。

パクさん「ワインはよくわからないが何を頼もうか?」

 
友人「それなら無難にモンテスアルファを頼もう。国民的ワインじゃないか」

パクさん「(メニューを確認後)1本で6万5000ウォン(約7085円)? 本当に国民的ワインか?」

2004年に韓国とチリの自由貿易協定(FTA)が発効された時に“ワイン族”は内心期待が大きかった。輸入ワインにかかる関税15%がFTAでなくなるため、今後チリ産ワインだけは安く飲めるだろうと考えたからだ。

関税は毎年下げられ2009年に完全になくなった。だが関税撤廃から5年が過ぎたいま、韓国で販売されるチリ産ワインは依然として他の国のワインより高い。韓国の消費者が大衆的に楽しむ「モンテスアルファ・カベルネ・ソービニヨン」だけ見てもそうだ。

◆マートで割引競争、輸入業者はあらかじめ価格上げる

消費者市民の会が昨年6月と10月に13カ国の主要都市でモンテスアルファ(2011年ビンテージ)価格を比較した結果、韓国の価格は4万2125ウォンでオランダの1万8603ウォンの2.2倍になった。現在このワインの韓国での消費者推奨価格は4万3000ウォン。関税がなくなった翌年である2010年の4万7000ウォンよりは4000ウォン安くなったが、欧州だけでなく中国の2万7507万ウォン、日本の2万3525ウォンよりも圧倒的に高い水準だ。

ワイン情報サイトの「ワインサーチャードットコム」によると、モンテスアルファはチリでは1万8000ウォン、日本では2万1762ウォン、中国では3万4000ウォンで販売されていた。モンテスアルファが韓国だけで高い理由は何か。

原因は大きく分けて税金と流通構造にある。チリ産ワインが船に積まれ韓国に持ち込まれるとまず30%の酒税と10%の教育税がつく。ここに輸入業者のマージンが約25%加わり、付加価値税10%が増える。その後卸売業者に渡され約10%、小売り業者で約30%のマージンが付けられる。マージンなしで純粋に税金だけ計算しても輸入原価1万ウォンのワインは1万5730ウォンになる。

もうひとつ、韓国の酒税はワインの量で税金を決める「従量税」ではなく、価格で税金を決める「従価税」だ。高いワインほど韓国に輸入されるとさらに高くなる。

モンテスアルファが相対的に安いといっても、需要が増えたり作況が悪くチリのワイナリーで価格を上げれば税金も一緒に上がる。為替相場が上がっても同様だ。

隣国の日本はどうだろうか。日本はワイン1本(750ミリリットル)を基準として約650ウォンの酒税がつく。教育税がなく付加価値税も韓国より低い8%だ。香港の場合、最初からすべての税金が0%だ。ワイン業者が「韓国のワインが高いのはわれわれのせいだけではない」と主張する理由だ。

しかしワイン価格を高くする主要因は流通会社が残すマージンだ。消費者価格はワイン輸入業者がマージンを付けて決める。マージンがいくらかにより価格は変わる。これすら流通段階ごとに価格は千差万別だ。結局撤廃された関税15%の相当部分を流通マージンとして持っていくため消費者の立場では価格が下がったと感じられないのだ。

ただ、最近ワインの割引競争が激しくなり、流通会社のマージン率はますます下がっている。通常ワインのマージン率は輸入業者が30~50%、卸売業者が20%、小売り業者が30~40%水準を維持してきた。しかし中央日報が多数の業界関係者を取材した結果、現在は輸入業者の場合30%、卸売は5~10%、小売りもホテルなど一部を除けば5~30%水準だ。


FTA発効後もワイン価格が下がらない理由=韓国(2)

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP