【コラム】光復70年、大韓民国お元気ですか(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.01.27 11:31
光復(解放)70周年を迎えた。第2次世界大戦終戦後に独立を迎えた世界のさまざまな新生国家の中で、韓国はいかにして民主主義と市場経済を同時に発展させた歴史を作ることができたのか。
世界の多くの研究者がさまざまな説明を提示しているが、政治指導者らと国民が瞬間ごとに賢明な選択をして刻苦の努力を傾けてきた累積の結果が、今日の誇らしい国家を成し遂げたと考える。もし臨時政府と建国期の指導者が民主共和制を採択せずに朝鮮時代の王政復古を選択していたとすれば、現在の民主主義の発展は可能ではなかっただろう。もし5・16民主化宣言の指導者たちが、そのほかの新生国家の軍部指導者のように私利私欲を満たすことに汲々としていたら、現在のような経済発展は可能ではなかっただろう。映画『国際市場』に出てくるように国民と企業家が良い暮らしをしようという一心でドイツに鉱夫として派遣され、ベトナムに参戦し、中東の烈士地域に建設作業員として出て行かなかったとすれば、韓国は依然として貧困から抜け出すことができなかっただろう。優秀な官僚や外交官たちが経済開発5カ年計画や北方外交のような時代を先んじた国家発展の青写真を準備していなかったとすれば、かつての共産圏を含めた世界全域で韓国の活動半径が拡大することはできなかっただろう。