「5・24解除」に対する朴大統領の視線が柔軟に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.05 11:37
朴槿恵(パク・クネ)大統領の5・24措置に対する考えが徐々に明らかになっている。「原則的に解決すべき事案」という立場から「対話を通じて解決できる」という方向に傾き、新年に入ると「5・24措置を交渉カードとして使用可能」と進展した。5・24措置とは、政府が韓国哨戒艦「天安」爆沈事態後に出した▼訪朝不許可▼南北貿易中断▼新規投資禁止--など包括的な対北朝鮮制裁政策。
朴大統領は2日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた新年挨拶会で、文喜相(ムン・ヒサン)新政治民主連合非常対策委員長と対話し、「対話の中で自ずと進展することもあるが(野党が)何度も5・24措置を解除しろといえば、交渉力が落ちるのではないのか」と述べた。対北朝鮮関係で野党の協力を要請しながら出た発言だった。この発言には「北と5・24措置解除をめぐり交渉できる」というニュアンスが含まれている。