韓国・韓国系の選手が日本プロゴルフツアー（ＪＧＴＯ）２０１４Ｑスクール最終戦で１～４位を独占した。

在米同胞キム・チャン（２４）が首席合格したのに続き、韓国プロゴルフ（ＫＰＧＡ）コリアンツアー出身の權成烈（クォン・ソンヨル、２８）が２位、黄仁春（ファン・インチュン、４０）が３位、そして米国プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアー出身の梁容銀（ヤン・ヨンウン＝Ｙ・Ｅ・ヤン、４２）が４位で通過して来年のＪＧＴＯ正規ツアーで活躍することになった。

１０日、三重県ココパリゾート白山ヴィレッジゴルフコース（パー７２、７０４８ヤード）で行われたＱスクール最終６ラウンド。前日、１６アンダーパーの単独４位で出発したキム・チャンはこの日、６アンダーパーを固め打ちして最終合計２２アンダーパーでクォン・ソンヨル、黄仁春と同打数だったがバックカウント方式（６６打）で１位になった。５ラウンドまで単独２位だったクォン・ソンヨルはこの日３アンダーパー６９打となり、前日１位だった黄仁春は２アンダーパー７０打で１～３位に順位が分かれた。

前日１７アンダーパー単独３位だった梁容銀はこの日２打減らして最終合計１９アンダーパーの単独４位で１０８ホール「地獄のレース」を通過した。特に梁容銀はこれでＰＧＡツアーに続き再び第２のゴルフ人生を日本から始めることになった。最近２年間の深刻なスランプの末にＰＧＡツアーカードを失った梁容銀は、自身を世界の舞台に導いたＪＧＴＯで新たなゴルフの未来を夢見る踏み台を用意した。

さらに金度勲（キム・ドフン、２５、大邱）が最終合計１４アンダーパーで単独１６位、同打数を記録した朴一丸（パク・イルファン、２２、ＪＤＸマルチスポーツ）はバックカウントで押されて単独１７位となったがＪＧＴＯ正規ツアーに入城することになった。このほかにムン・キョンジュン（３２、ＨＵＳＥＭ、１３アンダー２１位）やカン・ジマン（３８、１３アンダーパー２５位、バックカウント）、イ・ギサン（２８、プレイボーイゴルフ、１２アンダーパー２９位）らもツアーカードをもらった。ＪＧＴＯは５ラウンドまで進出した９７人の選手の中で上位成績３５人に来年度の正規ツアーフルシード資格を付与した。

しかし惜しくも最終合計１１アンダーパー共同３０位にとどまった１１人の選手のうち韓国のホン・スンサン（３３、ＳＫテレコム）はプレーオフで負けてＪＧＴＯツアーカードの獲得が不発に終わった。一方、ＫＰＧＡコリアンツアーのビョン・ジンジェ（２５）とＫＰＧＡチャレンジツアー出身であるパク・ペジョン（２８）も並んで１１アンダーパー共同３０位でプレーオフを行わなければならないが、この日は日没により最終結果が１日順延された。

これに伴い１０日現在までＪＧＴＯのツアーカードをもらった選手は９人で明日午前のプレーオフ結果によって１０人以上に増える可能性もある。一方、イ・テヒ（３０、ＯＫ貯蓄銀行）とイ・チャンウ（２１）、韋昌秀（ウィ・チャンス＝チャーリー・ウィ、４０）らは並んで最終合計９アンダーパーを記録したがそれぞれ４５位、５２位、５３位で日本進出に失敗した。