【取材日記】セウォル号でたまった宿題を慌てて処理する韓国国会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.25 16:13
「100日は決して長くはない。一日一日が寸刻だ」。
9月1日の通常国会の初日、鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が述べた言葉だ。100日間の会期をフル稼働しても国政監査と予算案審査、法案処理をするには時間に余裕がないという点を強調した。しかし国会議長の言葉が色あせるように通常国会の開会式で与野党は「国会事務総長・朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)任命承認案」1件のみ議決して別れた。当時の争点はセウォル号特別法だった。この日、セヌリ党の李完九(イ・ワング)院内代表は国会で遺族と交渉し、朴映宣(パク・ヨンソン)新政治民主連合院内代表は翌日の2日、珍島彭木港を訪問した。特別法合意→翻意を繰り返し、与野党は通常国会開会後の1カ月間、セウォル号特別法から抜け出せなかった。9月30日にようやく合意点を見いだした。