【コラム】エアバックだけでは足りない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.21 11:58
先月、韓国内の自動車登録台数が2000万台を越えた。ソウル・オリンピックが開かれた1988年に200万台だったから、25年で10倍に増えた。国民所得増加で自動車保有は普遍化したし、ライフスタイルの変化に多大な影響を及ぼした。しかし文明の利器である自動車がもたらす多様な便利さと楽しみの裏面には誰にでも起りうる交通事故という否定的側面が存在する。
交通事故は車両を修理する費用だけでなく人命損失による莫大な社会的費用が伴い、事故当事者の精神的被害も非常に大きい。交通事故率と死傷者は増加した車両台数を考え合わせると過去に比べて大きく減少したが交通先進国と比較すると依然として高い。政府が交通事故を減らすための多様な政策を推進しているが、画期的な変化は工学的技術を基盤とした事故防止安全装置開発に対する支援、法制度整備で探さなければならないと考える。