【社説】立法ロビー活動・乗用車の授受…韓電の子会社、醜悪な腐敗
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.19 16:57
韓国電力公社のある子会社が総体的な公企業の不正を見せている。韓電が100%出資した韓電KDNが、自社に不利な内容の法律改正を妨げるために立法ロビー活動をして、虚偽書類をつくって巨額の出張費を横領してきた容疑が警察捜査であらわれた。これとは別に、会社幹部が納品企業から乗用車を含めた巨額の裏金を受けとった容疑で検察の捜査を受けている。公企業の子会社が、検察と警察からそれぞれ別の懸案で同時に調査を受けるとんでもないことが起きたのだ。
彼らが行った立法ロビーは、巧妙で組織的なものだった。韓電KDNは、中小企業の保護のために公共発注のソフトウェア事業に大企業・公企業を制限するソフトウェア産業振興法の改正案が発議されるとすぐに対応チームを設けた。与野党2人ずつ計4人の議員を集中攻略対象として、政治後援金を集め始めた。職員500人余りの名前で、10万ウォン前後(約1万円)単位で議員1あたり1000万~1800万ウォンずつ寄付した。小額単位で実名寄付すれば税額控除を受けられる制度を悪用したのだ。彼らは国会議員の出版記念会で数百冊も買った。結局、改正案から公企業への制限規定は消えた。