「韓国、中国側・米国側と悩まず国益に従って行動せよ」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.17 10:32
中国の経済成長率が鈍化する兆しを見せながら、世界的な景気低迷を憂慮する声が大きくなっている。だが経済開発と中国経済の専門家であるローレンス・ラウ香港中文大教授(70)は「今の7%台の成長率は、10年前ならば14%の成長とも同じだ。数字が低くなったといっても中国の成長の可能性は相変わらずだ」として楽観視した。
15日に韓国を訪問した彼は、中央SUNDAY取材陣と会って「環境改善、公共交通の拡充などに投資すれば国民の生活は良くなるが、国内総生産(GDP)の集計にはあらわれない」として「中国を見る時は、GDP成長率だけに注目してはいけない」と話した。彼はまた「韓国は中国が推進するアジアインフラ投資銀行(AIIB)と米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)にいずれも加入することが利益になる」としながら「中国側に立つか米国側に立つか悩むよりも、韓国の国益に従って決めるべきだ」と助言した。