米大統領の親書を受けた北「あなたは特使に降格…20分以内に荷物をまとめろ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.17 08:24
北朝鮮に拘束されていた米国人2人の解放のために7日に訪朝したクラッパー国家情報長官に対し、北朝鮮が「身辺の保障はできない」と述べたことが分かった。北朝鮮はクラッパー長官に「平壌(ピョンヤン)市民はあなたたちが米国人抑留者を連れていくために来たという点に激昂している」とし、このように話したという。クラッパー長官が14日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで明らかにした訪朝当時の話だ。
北朝鮮はクラッパー長官の訪朝初日には手厚く接待した。平壌順安空港に出迎えに来た金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長は平壌に車で移動する45分間ずっと話しかけ、クラッパー長官が「車に乗って行く時間が限りないようだった」と感じるほどだった。午後8時から11時15分まで続いた夕食の席では、金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長が現れ、韓米合同軍事訓練や北朝鮮の核・ミサイル試験など敏感な懸案について討論した。海産物・鶏・野菜・キムチを含む12種類のコース料理が用意され、ビール・ワインが置かれた。北朝鮮側はクラッパー長官の過去の東南アジア出張件数まで把握していた。クラッパー長官は「食事はおいしかった」とし「対話がもう少し重くないテーマだったらよかった」とWSJに冗談っぽく話した。