韓国政界を騒がせた「潘基文待望論」、どこから始まったか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.07 09:57
政局を騒がせた野党発「潘基文(パン・ギムン)招へい論」が具体化されたのは6カ月前だ。新政治民主連合の権魯甲(クォン・ノガプ)常任顧問のところに5月に1人の男が訪ねてきてからだ。権顧問によれば、この人物が潘基文国連事務総長に関することを言った。「潘総長は政治をするつもりだ。新政治連合で迎え入れてほしい」という内容だった。
潘総長の野党招へいを取り上げたこの男は誰なのか。その身元を明らかにしていない権顧問は6日、中央日報に、米国で学んだ「神学博士」という事実のみを公開した。権顧問は電話取材に「その人がソウルと米国を行き来して牧会活動をしている者だと自身を紹介した後、履歴書をくれて経歴を話しているのを聞くと、相当な人物だった」として「米国で学んで神学博士の学位をとった人だが、私が信じられないかと思って履歴書までくれた」と説明した。それと共に「私が、売名行為をするような人に会う人ではないじゃないか。非常に能力がある人だ」と強調した。権顧問によればこの人物は自身に関するマスコミの報道をスクラップした資料も提示した。ここには潘総長と親しいという内容が入っていたという。