<米中間選挙>「対北タカ派の影響強化、THAAD配置議論高まる可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 09:50
米国の中間選挙の余波は韓国にまで影響を及ぼすだろうか。共和党が上院まで掌握してオバマ大統領の残り任期2年は完全な少数与党体制となり韓国外交部も対応に追われている。影響を分析しなければならないためだ。米国の北朝鮮圧迫基調が続き中国牽制の動きがこれまでより高まる可能性があると外交専門家たちは分析している。
◇北朝鮮核問題=共和党が多数党になったといっても対北朝鮮政策をはじめとする米国の対外政策が突然変わる可能性は大きくない。だが、韓国政府は共和党がオバマ政権のイラン核交渉にブレーキをかける場合、その余波が北朝鮮核交渉にも及ぶ恐れがあるとみている。共和党はイランが核兵器を開発しないと約束すれば平和的核利用をある程度認めようという内容のイラン核交渉を批判し続けてきたためだ。韓国外交部当局者は、「イラン核交渉がうまくいってこそ米国が北朝鮮の核にも気を回す余裕ができ、対話を通じた核問題解決という先例が用意される。ところがイラン核交渉が膠着局面に進めば北朝鮮の核問題は後回しにされる恐れがある」と話した。