<韓国兵暴行事件>主導の兵長に懲役45年
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.31 14:33
陸軍第3軍司令部普通軍事裁判所は30日、第28師団のユン一等兵(20)を暴行して死亡させた容疑(殺人)で起訴されたイ兵長(25)に懲役45年を言い渡した。また、イ兵長とともに起訴されたハ兵長(22)には懲役30年、イ上等兵(22)とチ上等兵(20)にはそれぞれ懲役25年を言い渡された。暴行などの容疑で起訴されたユ下士官(23)とイ一等兵(21)にはそれぞれ懲役15年と懲役3カ月に執行猶予6カ月の処罰が決まった。懲役45年は2010年に刑法の量刑基準が変更されて以来、民間と軍を合わせて最高刑となる。刑法の最高懲役刑は50年。
第3軍司令部軍事裁判所は「犯罪の罪質が悪く、法定最高刑に該当する宣告が避けられなかった」と明らかにした。ただ、裁判所は「被告に殺人に対する『未必の故意』(犯罪が発生する可能性を知りながら行為をしたこと)があると確定するほど、疑いが完全に排除されたのではない」とし、殺人罪は認めなかった。その代わりに「殺人罪に匹敵する重刑を宣告する」と強調した。