進む国内消費離れ…ソウル・江南の新車購入8割が輸入車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.21 09:41
中国人観光客が集まるソウル・東大門(トンデムン)の大型ショッピングモールの商人はこのところ深いため息をついている。10月1~7日の中国国慶節連休の間に中国人観光客が押し寄せ昨年より50%以上増えた売り上げが再び後退しているためだ。中国人観光客が抜けた消費を韓国人が埋めなければならないが、冷え込んだ韓国人消費はなかなか回復しないでいる。ある商人は「売り上げが中国人観光客特需で一時的に沸いたが最近の売り上げは昨年のいまごろより30%以上減った。韓国人はまばらで、来てもなかなか財布を開かない」と心配した。
それでも国内の消費者が集まる所は外資系企業が流通網まで掌握した輸入品と海外ブランド品市場だ。数千万ウォンから数億ウォンの大金がかかる自動車購入でも9月には輸入車のシェアが15%まで上昇した。消費の中心地であるソウル・江南(カンナム)では新車登録の80%ほどが輸入車だ。アウディとフォルクスワーゲンの昨年の韓国での売り上げは2兆ウォンを超える。韓国輸入車協会のユン・デソン専務は、「若い消費者には愛国心マーケティングが通じない」と話した。