【時視各角】カカオ・ローカリズム=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.17 15:09
サイバー世界は現実世界の拡張だ。1つの国の歴史や気質、好みがその国のインターネットワールドにも反映される。こうした面で見れば、サイバー世界にも国籍や国境が存在する。ローカリズム(localism)が支配するのだ。だがサイバー世界は現実世界の100%拡張ではない。現実世界よりもはるかに超国籍的・超国境的だ。現実世界では、国籍を放棄したり国境を越えたりすることは難しいが、サイバー世界では事情が違う。「世界市民」たちはいつでも容易に国境を越えて国籍も変える。このような面でサイバー世界はグローバリズム(globalism)が支配する世の中でもある。
ほとんどすべての国のサイバー世界ではローカリズムとグローバリズムが同居している。純粋なローカリズム、純粋なグローバリズムは存在しない。1つの国のインターネット事業者は、その国の法と執行に従う。だが、法と執行が国際慣行に比べて度を超えている場合、ネットユーザーは規制が弱い他国のサービスにためらいなく乗り変える。サイバー世界では愛国感受性も弱い。