韓米情報当局「平壌に異常兆候なし」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.13 10:53
先週末、米偵察衛星キーホール(KH-12)をはじめとする韓米の対北朝鮮監視網の視線が、平壌(ピョンヤン)北側のジャモ山に合わされた。海抜559メートルの山の斜面にある金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特閣(専用別荘)内部と、ここを出入りする側近、車両を確認するためだ。9月中旬に専用医療施設である平壌烽火診療所で足首の関節の手術を受けた金正恩第1書記が1カ月間滞在しながら治療中であるとみて、情報力を集中させたのだ。
ジャモ山の特閣は衛星で見ると、宴会場やプールが見える。そのほかにも韓米情報当局は特閣の地下100メートル以上の深さに金正恩の執務室と最高司令部の地下バンカーまであり、平壌のように統治活動が可能だと把握している。地下施設を焦土化するバンカーバスター(地下貫通型爆弾)はもちろん、核攻撃にも耐えられるよう設計されたという。平壌の執務室と相当区間が地下でつながり、有事の際には近隣の順安飛行場に抜けて海外脱出も可能というのが、情報当局の説明だ。