韓国生まれのポイント積立サービス、日本市場進出目指す(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.06 13:55
先月15日午後2時。ソウル桂洞(ケドン)にある「バークレーコーヒーエクスプレス」。コーヒーとサンドイッチ、カクテルなどを売る小さなカフェだ。社長のキム・テウォンさんは知人2人とともに2億ウォンの資金で2012年8月にオープンした。26.4平方メートル規模の小さな店。だがおいしいダッチコーヒーと厳選した有機農フルーツジュースが口コミで広まり、1日にコーヒーだけで150杯以上販売する店に育てた。ところが決定的な1打が足りなかった。常連客を増やさなければならなかったが適当な方法がなかった。他のコーヒーショップもやっているスタンプカード程度が唯一の対案だった。だが、一部の倹約家の客だけがスタンプを押して行くだけだった。通りがかりの客だけでは店の将来はないように思えた。大手コーヒーチェーンのようにポイントアプリを導入しようかと考えたのはこのためだ。これもまた容易ではなかった。開発費や加盟費が少なくなかった。
苦悩中に会ったのがスポカのチェ・ジェスン代表が作った積立サービス「ドドポイント」だ。キム社長はひざを叩いた。客の立場ではとても単純なサービスだ。店のカウンターでいつも通りに決済し、その横にあるタブレットPC画面に自分の電話番号を入力すれば終わりだ。店ごとに一定のポイントを集めるとこれを使うことができる。バークレーコーヒーでは1杯1ポイントで10ポイント集めれば1杯無料、50ポイント集めれば店でパーティを開いてくれる。