サムスン電子の実績、大きな期待かけない市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.06 09:22
昨年7-9月期のサムスン電子の営業利益は、史上初めて10兆ウォンを超えた。だが翌年である今年7-9月期の実績発表を控えた今の雰囲気は正反対だ。サムスン電子は7日、7-9月期の暫定実績を発表する予定だ。市場の期待値は底辺だ。通常、証券会社は企業の1~2年後の実績まで展望値を出す。昨年末に証券街で展望したサムスン電子の今年7-9月期の営業利益展望値(コンセンサス)は11兆ウォン台だった。サムスン電子が着実に成長の勢いを継続すると見たものだ。だが今年1-3月期(8兆4900億ウォン)と4-6月期(7兆2000億ウォン)いずれも営業利益が減って見る目が変わった。
4-6月期の実績まで期待を下回ると証券街では7-9月期の展望値を相次ぎ下げ始めた。6月だけでも8兆ウォン台だったコンセンサスが7月には7兆ウォン台に下がると先月は4兆ウォン台まで落ちた。発表を目前にした今の展望値は平均4兆4259億ウォンだ。昨年7-9月期の営業利益の半分を下回る水準だ。利益の展望値が下がると株価も下落し続けた。6月初めに147万ウォンまで上がったサムスン電子の株価は2日、114万1000ウォンと年中(52週)で最低値を再び記録した。4カ月間で20%以上、下がったことになる。